10日で2冊読む('11年9月)

今年は非常に貴重な体験を、2度もした。
一度目は、3月11日の3.11東北・東関東大震災の時である。
二度目は、9月21日の台風15号による日本縦断時である。

両日とも、自宅に辿り着けず、会社に逆戻りする破目になり、結果としてオフィスで一夜を明かしたのである。 長いビジネスマン人生の中で、大変貴重な帰宅困難体験をしたのである。

9月21日の15号台風時には、雨風が強くなる前の午後の2時40分頃にはJR関内駅に着いた電車に乗ったのである。 処が電車は、なかなか動かない。 10分ほども待った頃、川崎 ⇔ 蒲田間で徐行運転しているので、各駅に電車が停まっているが、前が動けば一駅づつ進むとの車内放送を流し始めた。 この頃は、地下鉄や東横線への振り替え輸送の案内も無く、無駄な時間を過ごしていた。

オフィスから、目的の横浜駅までは2駅であり、徒歩でも25分ほどで到着できるのである。
隣りの桜木町駅に着いた時にも10ほど待たされ、直ぐにでも発車しそうな車内放送をする。
だが、出発しない! その後、市営地下鉄への振り替え輸送案内が流れ、地下鉄で横浜へ到着。 通常であれば3時発の高速バスには充分に間に合う時間に会社を出たのであるが、結果として、3時40分の高速バスに乗ることになった。
やれやれ・・・。 これで自宅に帰れる!と、一安心していたら、何と! 東京湾横断道路「海ほたる」から木更津金田までは4時から通行停めになったと・・・。
そして、出発点の横浜バスターミナルに引き返しますとの案内である。

この時間には、JRも私鉄も全面運休・・・。
そんな事情からオフィスは、食事がつかないホテル・オフィスに早代わりすることになったのである。


ホテル・オフィスは以外にも快適であった。
同じフロアの隣組も帰れず、コンビニから食料を調達してきて、私のオフィスで夕食会と相成った。
当然の如く、冷蔵庫からビールと日本酒と焼酎を出して酒盛りが始まった。
隣組は10時半頃になって、電車が動き出す様だからと帰っていった。
緊急用に持ち込んでいた「ボンボンベット」が、朝までの静かな眠りを提供してくれた。

さて、9月に読んだ本のタイトルは以下の如くである。

(53) 「大わらんじの男④」 吉宗は信長を超えたか! 津本 陽著 日本経済新聞社
(54) 「社長!その残業代、払う必要ありません!!」 和田 栄著 すばる舎
(55) 「ダメになる会社」 高橋伸夫著 ちくま新書
(56) 「思いと実現の法則」 ウォレスD.ワトルズ著 佐藤富雄監訳 イーストプレス
(57) 「週間 日本の街道 北海道・松前街道と札幌本道」 講談社
(58) 「お金と人生の法則」 ナポレオン・ヒル財団 アジア太平洋本部
(59) 「週間 日本の街道 伊那街道」 講談社
(60) 「週間 日本の街道 吉備路と東城街道」 講談社
(61) 「週間 日本の街道 萩往還と北浦街道」 講談社
(62) 「週間 日本の街道 唐津街道と平戸街道」 講談社
(63) 「週間 日本の街道 京都・賀茂街道」 講談社
(64) 「きる人とできない人の小さな違い」 ジェフ・ケラー著 弓場 隆訳 ディスカバー21

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